Win8.1でも… BitLockerのPIN入力時に画面真っ青
メーカーリカバリーの古いWindows8を、8.1にアップデートした。
さんざん更新したので、ディスククリーンアップで現れるシステムファイルを全処分した。
遅い言われると嫌だったので、念をいれてデフラグもした。
…きっと、そのなかのどれかが駄目だったんだろうな。
最終的にBitLockerを有効化して再起動したところで、"真っ青で何もない画面" に出会ったわけです。ぐぬぬ~。
現象
この状況は、BitLockerでPINを入力するように設定したPCが、PIN入力画面ではなく「全部真っ青」な画面を表示するというもの。
入力欄が無いので大変ショッキングですが、構わずにPINを入力すると、一応起動するよ…。
入力欄が透明、または背景色で塗りつぶされている状況のようです。
Win10ならば、過去のとある更新プログラムに関連してこの状況が起きることがわかっており、対応策もおっけーです。
→ これ
しかし、今回問題が起きているのはWindows8.1。
Win10用の更新プログラムは当てられず、かといって、先のURLに記載のある代替コマンド
> bfsvc.exe %windir\boot /v
をそのまんま実行しても効果がない。
どうする?
再構築なのか? …という前に1つだけ試してみたら、うまくいったので書いておきます。
Windows8.1で「PIN入力時の真っ青画面」を直す
Windows10についての、先のURLには重要なヒントが書かれています。
「コンピューターの起動に必要なフォントファイルがシステム パーティションに正しく同期されていることを確認します」と。
つまり、現在のシステムパーティションが正しくない。不足したものを補えば直る。
これと同じことを Windows8.1 の流儀で実行すればいいんじゃないかな。
そうだ。bcdbootコマンドでシステムパーティションを修復する方法が、ちょうどこの部分に相当するはずだ。
というわけで、BitLocker の PIN入力で画面真っ青になったWindows8.1の対応はこんな感じです。
あ、当然ながら「現在のOSが(起動画面以外は)最新で正常」という前提に立っているので、怪しい場合は実行を避けてください。
- まず、現在のBitLockerを解除(次の手順の障害になると思われたので)
- Win8.1ブートメディアから起動して、コンピューターの修復モードでWinPE(コマンドプロンプト)に入る
画面パス:「コンピューターを修復する→トラブルシューティング→詳細オプション→コマンドプロンプト」 - 情報を確認後、システムパーティションをフォーマットする
> diskpart
> list volume
結果はこんな感じ。環境により結果が異なるので、Windowsパーティションのドライブ文字と、システムパーティションのボリューム番号を特定しておく。
以下は赤文字の部分を環境にあわせて読み替えてください。
> select volume 2 ←システムパーティションを選択
> format FS=FAT32 LABEL="SYSTEM" QUICK ←既存と同じ設定でクイックフォーマット
> exit -
Windowsパーティションの情報をシステムパーティションへコピーする
>bcdboot c:\windows /l ja-JP
→「ブートファイルは正常に作成されました」と表示されたら、WinPEを抜けて再起動。 - Windowsが起動したら、あらためてBitLockerを有効化してみる。
PINを設定して… 再起動…
… ナオッター!(;´Д`)
後から思えば、大げさに修復モードにしなくても、ログインしたまま最後の手順4だけ実行すれば良かったんじゃね? という気もするけれど、まあいいか…大は小を兼ねるってことで…。
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